写真やフォトブックに関するインタビュー
写真やフォトブックに関するインタビュー
被写体を撮影したり、世界観を構築する醍醐味もさることながら、「人生が変わった」「行動範囲が広がった」など、あらゆる変化に出会える面白みがある写真。今回は、インスタグラマーのdopamyu【 @dopamyu 】さんに、写真にまつわるエピソードを伺いました。
写真がきっかけで、かけがえのない仲間と出会えたり、写真をはじめたことで自分の新たな一面を発見したりと、人生観すら変えてしまう写真の世界。個性あふれるカットがインスタグラムで大人気のdopamyuさんは、写真とインスタグラムがライフスタイルに溶けこんでいるそう。
「もともと“写真が大好き”という想いがあるので、インスタグラムでは自分が投稿しない日でも、フォローしている方々のポストを見たり、やりとりを楽しんでいます。インスタグラム歴は約6年になりますが、ここまで長く続けてこられたのは“写真が大好き”がベースにあるおかげ。インスタグラムでつながった人と実際にお会いするようになっても、波長が合うせいか違和感なく友人になれました。“続けなくちゃ”や“友人を作りたい”という気持ちが全くないことが、結果的に長く続けてこられたり、交友関係の広がりにつながったと実感しています。」
dopamyuさんの場合、同じく写真が趣味のご主人の影響もあり、一気に行動範囲が広がったとか。
「写真を始める前は訪れなかった場所にも、夫婦や写真仲間と連れ立って、気軽に足を運ぶようになりました。たとえば、私の写真にはコスモスを使った作品があるのですが、実は毎年、秋の開花時期にあわせて、大阪の万博記念公園まで撮影旅行に出かけてるんです。インスタグラムで出会った仲間と“合宿”と称して楽しんでいます。」
まるで学生時代のよう!ご主人や仲間との撮影会は、お互いの感性がより刺激しあえそうです。
「毎年の万博旅行だけでなく、ほぼ毎週末撮影会を行っているので、自分になかった捉え方や発想にハッとさせられることも多いですね。夫婦間でもそうですが、なにげない会話の中にも発見がいっぱいで、“写真が大好き”という想いでシンプルにつながった仲間だからこそ自然と影響しあえていると感じます。利害関係がないことの素晴らしさは、写真を始めていなかったらここまで実感できなかったし、こういう関係が持てたとは思えません。」
お話を伺っていると、楽しいdopamyuさんご夫婦の姿が見えてきます。
「主人は私以上に写真にハマっていて、なんでも極めないと気が済まないタイプなんです。音楽関係の仕事をしているので、元々クリエイティブな発想が豊かなせいか、“みんなで楽しめること”を実現させたい生き方。そんな主人とのやりとりで時計を作ることにもなったんですよ(笑)。
結婚式の二次会では来ていただいたお客様に、その時計をプレゼントしました。そうしたら、みなさん写真を撮って、インスタグラムにアップしてくださって。インスタグラムつながりのお友達も多かったので、それぞれの個性豊かなお写真になりました。そこで、せっかくなので時計の公式アカウントでも公開させていただくことになったんです。」
なんて素敵!同じ時計という被写体を撮っても、それぞれの個性が出る、インスタグラマーさんたちが集まった場ならではの楽しみ方ですね。
人生の変化のみならず、時計まで作ってしまったユニークなエピソードを語っていただいたdopamyuさん。彼女の生き方は、これから写真をはじめたい方にも良い刺激を与えてくれるはず。まずは、お気に入りの一枚を撮るところから始めてみてくださいね!
【執筆者 dopamyu(どーぱみゅ)】
1988年生まれ 宮崎県出身
2011年 Instagram開始時からiPhoneやデジイチを使って写真を撮り始める。
現在は、それ以外に35ミリフィルムカメラやハーフカメラを使用している。
その時の感性や心が動いたものを大切に、シャッターを切る。