写真に関する様々な調査・アンケート
写真に関する様々な調査・アンケート
本格的なカメラやスマホで、簡単に写真を撮れるようになった現在。
カメラの性能も、どんどん進化を遂げています。
そんなカメラの魅力を存分に発揮できるのは、やはりなんといっても美しい景色ではないでしょうか。
世界中には、1度は行ってみたい絶景スポットがたくさんあります。
そこで、もしカメラを持って撮影に行くなら?をテーマに、全国のみなさんにアンケートをとりました。
いくつかの有名な絶景スポットに絞って投票してもらい、どうしてそこに行きたいのか聞いてみました。
1位から4位までが1票差という結果になった今回のアンケート。
22票で1位になったのは、あの「グランドキャニオン」でした。
・夕陽が沈むにつれて地層の陰影が浮き彫りになってる写真を以前写真で見た事があります。すごく綺麗だったので私も行って写真を撮って一生眺めたいです。(20代/女性/会社員)
・広大な大地に風化という時間をかけて作り出した偶然の産物を見てみたい。(30代/男性/会社員)
・前面茶色い岩でできているところがとても綺麗だと思うから。あそこで落ちそうで落ちない所で写真を撮りたい。(20代/女性/学生)
・壮大な自然を写真でどれだけ表現できるかにチャレンジしてみたいから。(20代/男性/会社員)
グランドキャニオンは、アメリカのアリゾナ州にある世界遺産に登録された峡谷です。何よりもその圧倒的な広大さが特徴ですが、日本では決して見ることのできないその風景に憧れている方が多かったようです。
現地には撮影スポットが多いので、自分だけの写真が撮れるのも理由になっていました。また太陽の光によって変化する色彩を、どれだけ美しく表現できるか。そうした技術的な写真への追及も、魅力の一つとなっているようです。
もっとも人気の高い建築物といってもいい、ガウディのサグラダ・ファミリアが2位でした。
・サグラダ・ファミリアはまだ建築途中なので貴重な写真がとれそうな気がするからです。(30代/女性/専業主婦)
・ガウディの建築物に興味があり、昔から憧れているから。最新技術によって工期が大幅に短縮されたので、完成前に一度見ておきたい。(50代/男性/自営業(個人事業主))
・あの大聖堂は歴史の重みを感じさせるには十分、それを主観でカメラに収めることで達成感が得られる気がする。(40代/男性/会社員)
サグラダ・ファミリアは、スペインのバルセロナにある教会ですが、何よりも130年以上も工事が続いている建築中の建物であることが特徴です。アンケートでもそこに興味を惹かれる方が、たくさんいました。
10年前と現在では建物の様相が変化しており、何度も行ってみたくなる場所でもあります。また完成がもうすぐであることも、2位になった理由であると思われます。現在進行形の世界遺産として、また複雑で独特な外観そのものに魅力を感じ、多くの人に「今こそ写真を撮りたい!」と思わせているようです。
僅差で3位となったのは、フランスの神秘的な小島でした。
・修道院だけでなく、町並みやまわりが海に囲まれていたりなど、まるで異世界のような雰囲気がすごくかっこ良くて一度は行ってみたい場所だから。(30代/女性/専業主婦)
・昼間、夜間どちらも絵になりそうなことと、カメラ初心者でもそこそこいい絵が撮れそうなので。(50代/男性/会社員)
・海に囲まれていてとても綺麗だから。また干潮時には周り歩いて1周出来るので、たくさん写真が撮れそう。(20代/女性/会社員)
モンサンミッシェルは、フランスのサン・マロ湾にある小島を指しますが、周囲を海に囲まれた景観とそこに建つ修道院のシルエットが特徴です。アンケートでも海と建物の組み合わせに、多くの人が魅力を感じているようです。特に潮の満ち引きによって、その景観が変化するという点で、撮影するタイミングが多いことが理由になっていました。
また女性に多かったのは、お城のような建物と幻想的な夜の光、といったロマンチックなところが素敵!という声でした。時間帯で刻々と変わる景色と、女子を惹きつける神秘的な魅力が、モンサンミッシェルにはあるようです。
19票で4位はナイアガラの滝でした。そして少数ながらも、イースター島、アンコールワット、ストーンヘンジが続きました。
・ナイアガラの滝の絶景は、瞬間瞬間が変わり続けるシャッターシーンなので自分の一枚として撮ってみたいですね。(40代/男性/自営業(個人事業主))
・イースター島へ行ってモアイ像の写真を撮りたいと昔から考えています。(30代/男性/自営業(個人事業主))
・日本では決して見れないものであり、カンボジアという小さな国で作られた雄大なお城を是非堪能したい。(30代/女性/専業主婦)
・ストーンヘンジはとても不思議だからです。人生観が変わりそうです。(40代/女性/自由業・フリーランス)
ナイアガラは最も有名な滝ですが、多くの人がその迫力を体感したい!と思っているようでした。実際に行ってこそわかる迫力や水しぶきは、他の絶景スポットにない魅力のようです。
イースター島やアンコールワット、ストーンヘンジを選んだ方の理由の多くは、そこにある特徴的なモニュメントにあることがうかがえました。そこにしかないものを撮影することで、旅をした価値がぐっと高まります。写真は最大のお土産になるようです。
今回のアンケートでは、みなさんの心の中に予め行きたい絶景スポットがあることがわかりました。
普段、テレビやネット上では、多くの画像や動画があふれています。いつかは行ってみたい!と思う機会は多いかもしれません。昔は行けなかったところも、現在では行くことが可能になりました。さらに写真がこれだけ身近なものになった今、憧れの景色を自分の家に持ち帰ることができる、そのことが写真の最大の魅力だといえそうです。
一度でいいから見てみたかった景色を、実際に自分で撮影し、帰ってきてから友人に見せたり家に飾ったりする、そうした思いが伝わるアンケートとなりました。
■調査地域:全国
■調査対象:年齢不問・男女
■調査期間:2015年09月29日~2015年10月13日
■有効回答:100サンプル