写真やフォトブックに関するインタビュー
写真やフォトブックに関するインタビュー
大人気インスタグラマーmoron_nonさん【 @moron_non 】。彼女が写真の中に描くやわらかでカラフルな世界からは、優しい気持ちが伝わってきます。そんなmoron_nonさんのお気に入り写真と、その撮影に込められた思いを聞いてみました。
moron_nonさんらしいカラフルな色調のコスモス畑での1枚は、見ているだけで幸せな気持ちになれる魅力に満ちています。レンズ越しに広がるモチーフはもちろん、友人と行く撮影会そのものにも「好き」という気持ちが溢れています。
「この写真はとても好きな写真です。私が好きなモチーフの1つが『花畑の中に女の子』なんです。絵になりますし、何より撮っていてテンションが上がります。」
「友人と行った撮影会で撮ってきた写真です。大阪の万博記念公園のコスモス畑なのですが、丘になっていて撮りやすいんですよ。都内だとなかなかこういった場所がないので、大阪まで行ってきました。」
どんな写真にするか考え、こだわって撮れるのも写真の魅力ですが、心が動いた瞬間を残せるのもまた写真の魅力ではないでしょうか。moron_nonさんの「好き」が詰まった2枚目は、そんな一瞬の空気感が伝わる1枚です。
「撮影場所は上野恩賜公園で、カメラはPENTAX
SPを使用しました。秋の紅葉シーズンにのんびり公園をお散歩していたら、お昼寝中の猫と出会いました。かわいかったため、友人に隣に並んでもらい撮影した一枚です」
日常的な瞬間をナチュラルに撮るのが好き、というmoron_nonさん。この一枚はフィルムで撮り、素敵に仕上がった奇跡の一枚で、とてもお気に入りだそうです。
「下の写真は1年程前に一緒に写真展をやったメンバーで撮った写真です。部屋撮りということで、小道具としてパンやアイスを買ってきて撮影に臨みました。パンを食べている感じとか、胡坐かいている感じとか、夏だったのでノースリーブの感じとか、結構自然に撮れたので気に入っています。」
moron_nonさんにとって、インスタグラムで知り合った友人との出会いは写真を撮る原動力になっているそう。「好き」の根底にあるのは、そんなかけがえのない友人たちなのかもしれません。
「これだけ長く写真を撮り続けられたのは、もちろん写真が好きということもありますが、インスタグラムで出会った方たちのおかげだと思います。インスタグラム はSNSとしての役割も大きいので、写真を撮ることだけでなく、インスタグラムがきっかけで出来たコミュニティのメンバーで遊んだりするのが本当に楽しいです。
この2人とは歳が近いこともあり、今では一緒によく旅行に行く仲です。今までに行ったことがあるのは沖縄、金沢、台湾。写真好き同士なので、撮りたい場所があると『ちょっとここに立ってみて!』という感じで旅行も撮影も楽しんでいます。」
「やはり、嬉しいのは自分が目指している『カラフルでポップな感じ』と写真を見た人に言われた時ですね。私が目指しているところを、写真だけで共感してもらえるというのは本当に嬉しく思います。
見ていて惹かれるのは『好き』という思いがこもった写真です。撮った人の気持ちは写真を通して伝わってくるので、そういう感情のある写真を自分自身も撮っていきたいです。」
インタビューを通して感じたmoron_nonさんの印象は、写真から伝わってくる優しく、あたたかい印象と同じものでした。写真には、見た者に気持ちを伝える力があります。何気ない1枚も「好き」という気持ちを大切に、自分だけにしか撮れない特別な1枚を目指して、シャッターを切ってみませんか?
【執筆者 moron_non(もろんのん)】
1993年生まれ、埼玉県川越市出身。
東京理科大学卒。
高校卒業後、Instagramをきっかけに写真に夢中になる。
デジタル・フィルムカメラ合わせて20台以上持つ。
現在インスタグラマーとして、雑誌のフォトグラファーとして幅を広げ活躍中。2016年に行った海外はベトナム、台湾、スペイン、フランス、ドイツ、ハワイ。
インスタグラムのフォロワーは10万人以上。