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デジカメで上手に写真を撮影するテクニック

プロみたいに撮れる!風景撮影のコツ

美しい風景写真

風景写真は誰でも簡単に撮ることのできるものだと思われがちです。
しかし、実際に自分でやってみると意外に難しいことがわかります。
プロの写真と比べるとその美しさも雄大さも全く再現できていないからです。
プロと素人では一体何が違うのでしょうか。

構図を考える

良い写真を撮る上で最も重要なのは構図を考えることです。どんな美しい風景を撮影しても何も考えずに撮った写真というものは面白みに欠け、どこか散漫としています。それは、何を語りたい写真かが明白でないからです。人の心に残る写真を撮るためには風景の中でもメインとなる被写体を決め、その上で構図を工夫しなければなりません。

基本となる構図の種類は色々ありますが、初心者におすすめしたいのが、三分割法です。まず、カメラのファインダーに映っている映像を頭の中で縦横それぞれ2本の線で等分割してください。そうするとフレームの内側で線と線が交差する点が4つできます。そのいずれかにメインの被写体を配置して写真を撮るのです。そうすることで画面全体に適度なメリハリが生まれ、非常に見やすい写真になります。

まずはそれを徹底的に練習し、慣れれば4分割法、日の丸構図、対角構図など、他の構図も学んでいけば、テーマが人に伝わりやすい魅力的な写真を撮れるようになれるでしょう。

光の加減を考える

写真を撮る際には光をどう扱うかが重要な問題になります。特に、風景写真の場合は太陽の光が直接影響を及ぼすのでより慎重にならなければなりません。

外で写真を撮るコツとして覚えておいてほしいのは、太陽に背を向けて撮るということです。太陽の光は強すぎますので太陽の方を向いて撮ると画面全体が白っぽくなってしまいます。ただ、どうしても太陽の方向にある風景を撮りたいという場合は偏光フィルターを使用してみてください。これでかなり白っぽさを抑えることができるはずです。

また、あえて太陽をファインダーの中に収めて撮るという方法もあります。これは少し特殊な写真になりますが、撮影の際、カメラのしぼりをF10以上に絞るのです。普通なら光が不足して暗いだけの写真になりますが、太陽を撮る場合はこうすることで、光条という光の線が現れ、暗い風景との対比が楽しめます。

もし、画面をあまり暗くせず、風景も光条も両方楽しみたいという場合はしぼりを絞る代わりに、木々の葉の間やビルの谷間など、太陽が小さな空間から覗き込むポイントを探して撮影すればよいでしょう。

時間帯を変えてみる

普段、自分が慣れ親しんでいる街の風景でも時間帯によってはひどく魅力的になることをご存知ですか。それがマジックアワーです。

マジックアワーとは日の出、日の入りの約1時間前後の時間帯を指します。1日のわずかな時間帯しか見ることの出来ない風景ゆえに人間の目には幻想的なものに映るのです。

試しに同じ場所で、日中とマジックアワーでの写真を撮り比べて見ましょう。印象が全然違って見えるはずです。なお、マジックアワーの風景を撮影する時には三脚が必要になります。なぜなら、辺りがうす暗いため、シャッター速度を遅くして光を大量に取り込まなければならないからです。1回の撮影に時間がかかるため、固定していないと写真がぶれてしまいます。

また、マジックアワーに関わらず、風景は時間帯によって微妙にその表情を変えていくものです。気に入った風景を見つけたならば、時間ごとに何枚か撮影し、ベストな時間帯を探してみましょう。

まとめ

風景写真の撮影は単純のようで奥が深いものです。ちょっとした工夫をするかしないかによって魅力的にも凡庸にもなります。だからこそ、一度ハマるとなかなか抜け出せない面白さがあります。

上記に記したこと以外にもレンズの種類の使い分けや三脚の選び方、あるいは水平線の配置など、写真撮影はさまざまな要素を考えながら行わなければなりません。これらは慣れるまでは大変ですが、一度慣れてしまうと色々とアイディアが湧きでてシャッターを切る指が止まらなくなってしまいます。もし、あなたが写真に少しでも興味があるのならぜひ、この感覚を味わってほしいものです。

なお、これから写真の撮影に挑戦しようと思っているのであれば、カメラは一眼レフをおすすめします。やれることが限られているデジカメやスマホカメラに比べると非常に自由度が高く、色々な工夫が楽しめるからです。

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