デジカメで上手に写真を撮影するテクニック
デジカメで上手に写真を撮影するテクニック
デジタル一眼レフカメラを持っていると、一番重宝するレンズが、高倍率ズームレンズです。
特に、200mmから300mmあたりのレンズを持っているととても重宝します。
撮影する写真に奥深さが出て、芸術的な写真も撮れるのです。
ズームレンズは、広角から望遠までの間をカバーすることができます。特に一部のカメラメーカーでは、28mmから300mmをカバーするレンズも販売されていて、28mmでは、パノラマのような広大な景色を一枚の写真に収めることができるのです。
また、28mmの焦点距離で撮影をおこなうと、被写体により近づいて取ることができ、いわゆる接写をおこなうことができます。特に、夏の思い出の昆虫撮影などに適しているのではないでしょうか。
一方、300mmとなるとかなりの望遠です。例えば遠くにある山々など、もっと望遠で取りたいと思ったときなどにとても重宝できるのです。望遠の良さは、背景を美しくぼかす演出が容易にできるのもいいところです。
花の写真やポートレートなど、だれもがワンランク上の撮影が可能になります。さらに利点をあげると、広角から望遠までの機能を1本のレンズで実現できるので旅のお供に苦になりません。
最近の200mmを超える焦点距離のレンズには、必ずと言っていいほど手ぶれ補正システムが付いています。これは光学的におこなっているため、妙なぼけ感も無く、もちろん手ぶれも解消され、いつでもくっきりとした写真撮影がおこなえます。
特に、超望遠を使用しているときには、とても重宝できるのです。一昔前までは、焦点距離が300mmを超えるといくら晴天の外での撮影でも、三脚が必要なのが一般的でしたが、この手ぶれ補正システムのおかげで、三脚いらずになりました。そのため、旅に出かけるのにも三脚を持って行かなくてすむのはとても助かります。
また、最近の手ぶれ補正システムは、縦方向と横方向の2種類独立でおこなっているため、例えば、縦のみ補正するような使用方法が可能です。すると、意図した手ぶれ、つまり流し撮りができるわけです。
最近のデジタル一眼レフカメラではRAWデータ形式にて保存できるようになりました。
RAW形式データとはどんなデータなのか?それは、ひと言でいうと、デジタルカメラのCMOSセンサーにて取得された生データです。一切、データの欠損の無い状態です。ちょっと、わかりづらいですね。
逆にJPEGデータを説明しましょう。JPEGデータはデータを圧縮するために、色の階調データなどを省いています。元のデータを少し欠落させてファイルサイズを落とし、表示するときに復元しているのです。よって、ファイルの一部が欠損すると全く見られなくなってしまいます。
RAWデータではファイルの一部が欠損しても大きく破損することはありません。ファイルサイズは大きいですが、データのバックアップ用として取っておくのにはメリットが出ます。
また、RAW形式とJPEG形式の写真を並べてみると、解像感の違いが圧倒的に違うのは誰もが実感するはずです。
高倍率ズームレンズは、デジタル一眼レフカメラを持っていると一本は欲しくなってしまう魅力的なレンズです。
雄大な景色を一枚の写真にパノラマ風に納めたり、小さな小動物や昆虫を接写したり、300mmなどの超望遠で遠くの風景を狙ったりなど、味わい深い写真をたくさん撮ることができそうです。 何より、旅行に出るときにレンズを何本も持って行かなくても良いのが助かりますよね。
ちょうど、200mmから300mmくらいの望遠レンズが一本あると、子どもの運動会の撮影などでも重宝できて、日常的にも、とても役立つレンズになるはずです。一般的な高倍率ズームレンズは70mmから300mm程度が主流ですが、風景撮影を考慮すると、28mmから300mmあたりをおすすめしたいところです。
また、写真の保存方法については、最近できるようになり始めたRAWデータでの保存がおすすめです。きれいなまま写真を残せますよ。