私流「MyBook」の楽しみ方
「MyBook」を初めて作ったのは1年前。フォトグラファーとして写真展を開いたことはあっても、写真集を出したことはなかったので、まずはフォトブックとして1冊から作ってみようと考えたのがきっかけでした。自由に遊ばせてもらっています(笑)。
デコに使う材料はマスキングテープやシールからチラシ、プレゼントの包装紙、靴紐まで本当に様々。100円ショップで売っているような泡立てネットや結線バンドを使うこともありますよ。
写真をデコる楽しさは、素材をプラスすることで、写真だけでは伝わりにくいニュアンスが伝わりやすくなること。
オシャレが好きな女子なら、全体の色やバランス、素材感を考えて洋服やアクセサリーをトータルコーディネートしますよね。パンケーキを盛り付けるときも、色やボリューム、配置を考えてトッピングしていきます。
写真のデコもまったく同じ。「MyBook」によく似合う上着をかけてあげる感覚なんです。
デコの手法はさまざま。チラシやレシート、色紙などをちぎって貼って、写真にアクセントをつけてみましょう(上)。マスキングテープはデコの頼もしい味方です。重ねたり、透け感を楽しんだり、思い思いにアレンジを。写真の中の色から同系色のマステを使うと効果的です(左下)。小さなシールを散らすのも楽しい手法。写真に軽快なリズムが生まれます(右下)。ただし、くれぐれもデコが過剰になりすぎないよう注意して。
「MyBook」のここが好き
もともとアクセサリー作りや洋裁、陶芸などモノづくり全般が大好きな若子jetさん。ビーズを使ったデコフォトブックも計画中だ。
フォトブックというと高価なイメージがありましたが、実際に「MyBook」を作ってみて、そんな先入観が吹き飛びました。
製本もカバーも完成度が高く、色の再現性も申し分ありません。色見本なく入稿したので少し不安でしたが、予想以上の美しさでした。写真展では色が思う様にでなくて何度もテストプリントをするのが楽しさだったりするのだけれど、イメージ通りにならないとなかなか大変だったりもする。「MyBook」ではこんなにイメージ通りに色が出るなんて、なんだか不思議な感覚です。
デザインの自由度が高いのもいいですね。可愛いテンプレートがたくさん用意されているのでビギナーにも使いやすいと思います。できれば、絵本のようにページの縁が丸くカーブしている判型や、長扇子のようなパタパタと広げられるタイプとか、ブックタイプのバリエーションがもっと増えるとうれしいです。
女子会で「MyBook」を披露したら好評でした。正方形のフォトブックは女子のツボにはまるようで、“可愛い”と大人気。1冊から作れることを知り、「私も作りたい」という人も多いですね。私も次回作として、友人の結婚式のフォトアルバムをデコして作る予定です。
少しだけ公開!デコレーションのコツ
写真のデコは十人十色。女子の数だけデコがある。でも、ちょっとしたコツを抑えるだけで、完成度が大きくアップし、見る人の印象が変わってきます。デコする上での考え方や揃える素材のポイントを紹介しましょう。
デコをする上で一番大事なのは、テーマを明確にすること。“食いしん坊”といったテーマだったら、ティーバッグの袋を使ったり、小さくカットした結線バンドで砂糖が散らばっているイメージを表現したり。
何を伝えたいのか、人にどう見せたいかを踏まえてLet's デコ!
女子は欲張りになりがち。でも、材料をあれもこれもと盛りすぎると写真の魅力を損ね、写真と素材との一体感がなくなります。
素材に目が行き過ぎないよう、あらかじめ使う種類を限定しておくと効果的。主役はあくまでも写真であることをお忘れなく。
色を楽しむ、ちぎって楽しむ、重ねて楽しむ、透け感を楽しむ。4つの楽しみ方ができるマスキングテープはデコの頼もしい相棒です。
写真にマッチするマステを用意してアレンジしましょう。マステや色紙は、写真からヒントを得た色を使うと、写真がぐっと映えますよ。
文房具だけがデコの道具じゃない!チラシや広告、レシート、包装紙、色紙、トレーシングペーパー、紙ナプキン、靴紐や泡立てネット、お弁当用のアルミカップも、立派なデコの材料です。
接着剤を使う時には、醤油の受け皿が便利。暮らしの中の道具を役立てて。
「MyBook」のフォトブックは、サイズやページ数、ハード・ソフトカバーなどから、自分好みの1冊が選べます。
思い通りのポートフォリオや作品集・写真集が、簡単に楽しく作れる編集ソフト「MyBookEditor」は、無料でお試しいただけます。