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写真やフォトブックに関するインタビュー

世界の暮らしを撮り集めて《インド編》

世界の暮らしを撮り集めて《インド編》

旅写真を訪れた国別に分けてみると、おもしろいことがわかります。

被写体との距離感・構図・撮影枚数…
その国の文化や国民性によって、それぞれ特徴がハッキリと出てくるのです。

今回は、数年前インドを訪れた際に撮影した写真を振り返ってみようと思います。
インドにはどんな人々が暮らし、どのように写るのでしょうか?

Delhi(デリー)

デリー地区は、ニューデリー・オールドデリー・その他郊外のエリアに分けることができます。みなさんご存知の通り、ニューデリーはインド北部に位置する首都。まずは、インドの中心地、デリー地区の写真からご紹介します。

ポーズをとる二人


あまりに楽しそうにふざけていたのでつられて笑っていたら、わざわざカメラに向けてポーズをとってくれました。とにかくインド人は写真にうつるのが大好き!カメラを持っていると、「撮ってよ!」とみんな集まってきてしまいます(笑)。(私としては嬉しいのですが)

インドのフルーツ屋さん


続いて、フルーツ屋さん。インド人の働き方はとっても自由!写真のお兄さんはちゃんと起きていますが、トゥクトゥクのドライバーも、店番のおじさんも、見る人見る人寝ています(笑)働きたいときに働いて、寝たいときに寝て、遊びたいときに遊ぶ。思わず「やる気ある?」と聞きたくなりますが、その自由さと明るさは羨ましくなってしまうほど。

工事現場のお兄さん


工事現場のお兄さん。こちらも「撮って!」という雰囲気を感じて撮影しました。本当にみんなよく笑うので、道を歩いているだけで、こちらまで幸せ気分になってしまいます。(ただ、うっかりするとバイクやトゥクトゥクに轢かれてしまうので歩くときは要注意!)

新聞を読む男性


デリー最後の写真はこちら。光と影が作り出す雰囲気に、少しヨーロッパの雰囲気を感じて撮影した一枚です。あまりインドらしくない、貴重なカットです。

Varanasi(バラナシ)

次の町は、ガンジス川沿いに位置するバラナシ。別名「マハーシュマハーナ」(大いなる火葬場の意味)。ニューデリーから寝台列車でおよそ15時間。デリー地区とは違い、のんびりとした時間を楽しむことができました。

ガンジス川で洗濯する人

ガンジス川沿いで干されている衣類


朝はガンジス川で洗濯風景を見ることができます。ガンジス川には、亡くなった方や家畜のご遺体、不要物等様々なものが漂っていますが、ヒンドゥ教徒のインド人にとっては聖なる川。天に辿り着くことができると言われるガンジス川で沐浴をし、洗濯をするのです。

道端で寝る犬

日陰で寝る犬


インドでよく寝るのは、人だけではないようですね(笑)
前足と後ろ足を交差させて寝ている犬は何匹か目撃しました。(インド流?)

階段を登る子供

タイヤで遊ぶ子供

笑顔の子供


ガンジス川沿いは、バラナシの子どもたちの遊び場。

ポーズをとる姉弟


こちらの姉弟もカメラに興味を持って、ポーズをとってくれました。お姉ちゃんが、写真の為にカチューシャをつけてくれたことがとても印象的。


前述のとおり、インド人は写真が大好き。その為、インドで撮影した写真は、被写体との距離が近く、ポートレートばかり。普段は横位置の写真がほとんどですが、縦位置の写真が多いのも、インド人との触れ合い方を表しているように思います。

観光客が連れさられてしまうような危ないニュースを耳にしたりと、インドはあまり治安の良い印象では無いかもしれません。ここでは写真を紹介しきれませんでしたが、道を歩けばチャイを奢ってくれたり、家に招待して手作りカレーでもてなしてくれたり…ひとりひとりと丁寧に接してみると、本当に心あたたかい優しい人が多い国です。

「その場でプリントして渡したい!」と思ってしまうほど、素敵な笑顔をくれるインド人。私はすっかりインドに魅了され、また必ず写真を撮りに訪れようと心に誓ったのでした。



[Photos by maaya]
※無断で画像を転載・使用することを固くお断りします。
 Do not use images without permission.

maaya(まあや)さんプロフィール

1988年、埼玉県生まれ。日本大学芸術学部で写真学科を専攻後、写真事務所にて修行。第2回世界旅写真展入選。

アンリ・カルティエ=ブレッソンの写真に魅了され、カメラを片手に海外を放浪。現在、 フリーのフォトライター/編集として「TABIZINE」の他、Webニュース媒体で記事執筆/撮影を担当。 旅の終わりにフォトブックを作ることが好き。

好きなカメラ:Nikon/FUJIFILM
好きな言葉:「写真を撮ること、それは、同じ照準線上に頭、目、心を合わせること。つまり、生き方だ。」(アンリ・カルティエ=ブレッソン)

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