写真やフォトブックに関するインタビュー
写真やフォトブックに関するインタビュー
アイシングクッキーの写真で人気のemilybaking【 @emilybaking 】さん。インスタグラムに投稿される素敵なお写真についてお話を伺いました。
「撮り方のコツはインスタグラムに載せる写真を撮影しているうちに、独学で掴んでいきました。アイシングクッキーの写真で大切にしていることは、実際の色をなるべく変えずに撮ることです。ポイントは昼間の明るい時間帯に、自然光を生かして撮影すること。自然光を利用することで、肉眼で見た時と同じような色みを写真で表現できます。
クッキーは食べてしまったら撮り直しができません。ですので、毎回アングルやクッキーの配置を変えながら、30枚から40枚くらい撮影をします。「上手にできた!」と思ったアイシングクッキーは多めに撮影するようにしています。そのクッキーは、食べてしまえば二度と出会えませんからね。」
「カメラはOLYMPUS
PENを使う時もありますが、iPhoneで撮影することが多いです。育児をしながらなので、画質もきれいなiPhoneは手軽で便利です。正方形でインスタグラムに載せるので、画角を意識しながら撮影しています。
また、写真のクオリティを大きく左右する背景も重要です。クッキーのテーマに沿って、さまざまな種類のクラフト用紙をバック紙として使っています。最近だとリアルな木目や英字新聞がお気に入りです。」
「アイシングクッキーの色をそのまま生かしたいので、写真の加工はほとんどしていません。明るさが足りない時は、iPhone上で露出や明るさを調整しています。
また季節も意識していて、ハロウィーンやクリスマスなどのアイシングクッキーは特に反響がいいです。
自分で作るアイシングクッキーの魅力は、世界にひとつしかないところです。プレゼントする方の顔を想像しながら作るクッキーは楽しいですし、やりがいを感じます。喜んでもらえると、さらに嬉しいですね。」
「インスタグラムを始めて、世界中の方と写真を共有できることに感動しました。アイシングクッキーは今、世界中で注目されています。たとえ言葉が通じなくても、インスタグラムの写真を見て素敵だと思ったら「いいね!」をしてくれる人たちがたくさんいます。同じ趣味を持つ人たちと写真を通じて繋がるということはとても楽しく、原動力にもなっています。」
「長く保存できないものだからこそ写真で残したい」とemilybakingさん。今ではインスタグラムで世界中の人との交流を楽しんでいます。
次回は、emilybakingさんがこだわりの写真を集めて作ったフォトブックについてお話を伺っていきます。
【執筆者 emilyBaking】
東京都在住。アイシングクッキー作家。
ボタニカルでシックな作風のアイシングクッキーを中心に製作。