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デジカメで上手に写真を撮影するテクニック

徹底比較!一眼レフカメラとミラーレスカメラどっちを選ぶ?

デジタルカメラを操作している女性

少し前までは、本格的な写真撮影をするのであれば、カメラは一眼レフと相場が決まっていました。
しかし、最近ではミラーレスカメラというものも発売されるようになり、話題を集めています。
この両者は何が違い、そして、購入の際はどちらを選んだ方がよいのでしょうか。

一眼レフカメラとは?

まずはそれぞれのカメラの特徴を見てみましょう。一眼レフは19世紀の頃から研究が進められ、戦前には現在と同じ原理ものが登場した長い歴史を持つカメラです。内部に鏡板が設置されているのが特徴で、これによってファインダーを通して、レンズが捉えた像と同じものを撮影者が見ることができます。

ちなみに、レフとは鏡板のことを意味し、ファインダーもレンズも共通の映像を捉えているので一眼というわけです。また、望遠レンズや、広角レンズなどさまざまな種類のレンズを自由に交換できるのも一眼レフの特徴と言えるでしょう。

当初、一眼レフと言えば、フィルムを使うカメラだけでしたが、デジタルカメラの発展によって今世紀ではデジタル式の一眼レフカメラが主流となっています。また、一眼レフに対して二眼レフカメラというものもありますが、90年代以降は日本市場から姿を消し、現在においても一部特殊なものを除いては流通ルートには載っていません。

ミラーレスカメラとは?

一眼レフカメラが長い歴史を持つのに対して、ミラーレスカメラは、最初の発売が2008年とごく最近登場したカメラです。

その最大の特徴は一眼レフのようにレンズを交換できるにも関わらず、内部に鏡板をもたないことにあります。その分、カメラ本体の軽量化が可能です。また、別の見方をすれば、レンズが交換可能なデジタルカメラだとも言えるでしょう。

現在のデジタルカメラは電子ビューファインダーや液晶ディスプレイによって、一眼レフカメラのように、実際にできあがった写真に類似した映像を事前に確認することができます。つまり、一眼レフ機構でなくてもイメージ通りの写真を撮れるようになったわけです。

その技術革新を受けて、一眼レフの欠点を取り除き、良い部分だけを残すことに挑戦したのがミラーレスカメラだとも言えます。実際、ミラーレスカメラは発売以来、シェアを拡大し続け、今や一眼レフの市場をも凌ぐ勢いです。

それぞれのメリット・デメリット

一眼レフカメラの長所はなんといってもファインダーを通して撮影するべき映像がダイレクトに見えることです。ミラーレスカメラでも液晶画面を通して一眼レフのファインダーと同等の映像を捉える事はできますが、デジタル映像に変換しているので直接見るのと比べるとタイムラグと映像のちらつきが生じます。そのため、動いているものを追って、素早く撮影する場合は圧倒的に一眼レフが有利です。

その反面、一眼レフカメラの内部構造は複雑で、どうしてもカメラ自体が巨大になってしまいます。より、軽量で持ち運びが便利なのはミラーレスカメラです。

また、できあがった写真と同一の映像を見ることのできる一眼レフですが、映像の明るさまで同一なわけではありません。ファインダーを通して見る映像と実際の写真の明るさは全く違うのです。そのため、明度を調整するには経験が必要になります。一方、ミラーレスカメラの液晶映像は写真になった時の明るさを忠実に再現してくれますので明るさの調整が容易です。

まとめ

このように一眼レフカメラというのは意外と手のかかるアイテムです。一時の憧れで衝動買いすると手痛い出費になりかねません。購入に踏み切る前に、その扱いについてはしっかりと学習することが大切です。上記に記したこと以外にも、ブラシやブローを使用した掃除の方法や分解メンテのやり方、あるいは充電池の扱いなど学ぶべきことはたくさんあります。

したがって、一眼レフカメラを単なる道具だと考えてしまうとその扱いが面倒になってしまうかもしれません。カメラは自分かけがえのないパートナーだと思い、深い愛情をもって接することが大切です。そうすれば、撮影ポイントを求めて歩き続ける時のカメラの重さもまた、愛おしいと思えるようになるでしょう。

とにかく、高いお金を出して途中で投げ出したり、カメラを駄目にしてしまったりという愚は避けたいものです。

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