思い出の写真をアルバムにしてプレゼントしよう
思い出の写真をアルバムにしてプレゼントしよう
フォトブックは従来のアルバムとは違い、ネット上で自由に編集ができることが魅力です。
製本はプロがやってくれますし、クオリティに関しても不安はありません。
しかし、それとは別に、材料を買ってきておしゃれな手作りのフォトブックに挑戦するのもよいものです。
フォトブックを作るためのアプリケーションは様々な種類がありますが、それでも、そのパターンは無限ではなく、ある程度画一化されていることは確かです。最初の頃はそれでもよくても、何冊もフォトブックを作っているとやがて、もっと目新しいものが欲しくなってきてしまいます。そういった時こそ、手作りフォトブックに挑戦してみてはいかがでしょうか。
作り方は非常に簡単です。専用の用紙を購入して両面テープで写真を貼り、そこに飾りつけを施し、最後にリングで用紙を束ねれば完成です。ただ、そのプロセスにおいてどのような工夫をするかが肝心で、おしゃれなデコレーションやレイアウトの配置といったものが自分らしさを形成していきます。
こうした作品はアプリを使用したものではどうしても表現しきれないものです。その個性が、時を経て見た時に、中の写真と共に、懐かしい記憶をよみがえらせてくれるでしょう。
フォトブックを制作する際、最初に行うのは写真の選定です。その際に大切なのはテーマ選びです。ただランダムに写真を並べたのでは見づらいだけですし、作り手の個性が見えてきません。
例えば、「旅行の思い出」とか「ペットとの日常」という風にテーマを絞った上で掲載する写真を選びだし、フォトブック自体もそのテーマに合わせた作りにすれば思い出もより鮮明になりますし、他人に見せた場合もそこで何を表現したいのかがダイレクトに伝わってくるでしょう。
テーマが決まれば膨大なデータの中からそのテーマに合致するものを選び出し、その上で、各エピソードの起承転結に沿って、写真を細かくグループ分けします。そして、同一グループの中で写りが良くて印象的な写真を選別するのです。後はフォトブックのレイアウトを考えながら実際に貼る写真を絞りこんでいきます。
使う写真が決まればレイアウトを考えながら写真を貼っていきます。手作りですから個性を大切に、自分の発想に従って貼っていけばよいのですが、基本的なルールだけは守った方が、見栄えがよくなるでしょう。
一番大切なのは余白の使い方です。特に、上下左右の余白の大きさを一定間隔にすると、見る者に安心感を与えます。よく写真をランダムに並べ、おしゃれな雰囲気を演出しようとする人がいますが、他人にとっては乱雑で見にくい印象しかあたえないものです。
また、複数の写真を一連の流れで見せたい時は頭の中で用紙に十字の線を引き、その左右上下に配置すればすっきりと見やすくなります。
しかし、法則性がある方が見やすいといっても同じ大きさの写真を淡々と並べるだけでは単調で面白味がありません。イチオシの写真は用紙の大きさいっぱいに引き延ばし、インパクトを与えましょう。ただ、その時は写真の画質がアップに耐えうるものかどうかはよく確認してください。
アプリを利用したフォトブックは作るのが非常に簡単で、しかも、書店に並んでいてもおかしくないほどの品質の高さです。そういったものの中に思い出の写真を載せること自体は素敵なことだと言えるでしょう。しかし、本当に大切な思い出は手作りの品の中にしまっておく方が温かみを感じるものかもしれません。
また、アプリによるフォトブックは製本されるという特別感がありますが、そういったことを行っているのが一部の人であるうちはともかく、広く普及してしまえばそれ自体がありきたりなものとなってしまいます。それに対して、手作りの品は永遠にあなただけのオリジナルです。それには不変の価値があると言えるでしょう。
考え方は人それぞれですが、手作りフォトブックは通常のフォトブックとは全く違った味わいがあるので、ぜひ、両方を体験してみてそれぞれの良さの違いを味わってほしいものです。