写真の上手な整理術
写真の上手な整理術
フォトブックの特長は、なんといっても構成の自在さにあるでしょう。
ページ数からどんなレイアウトにするかまで、自分で決めることができます。
一方で自由度が高い反面、どうしたらいいかわからない!
という悩みを抱えている人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、フォトブックの写真をより可愛く見せるためのレイアウトの秘訣を紹介します。
自分らしいオリジナリティを出したいと思ったら、写真を一定の間隔で配置するだけではいけません。あえて余白を作ってみてはどうでしょうか?その余白部分が個性を発揮するための、ワークスペースとなります。
自分で文章を書き入れるも良し、写真を撮った場所の地図を貼り付けてみるのもいいでしょう。子供の写真であれば、その子自身に好きなものを描いてもらってはどうでしょうか。成長記録として残したいのなら、手形を押すのも面白いですよね。
このように余白を作ることで、フォトブックがフォトブック以上のものになるのです。
写真選びも大切な要素になります。あれもこれもと詰め込んでしまっては、焦点が定まらず、何の思い出の作品なのかがわからなくなってしまいますよね。フォトブックはあなたの人生を作り上げた作品です。それを彫琢することもまた、あなたの使命といえるでしょう。
そのためには思い切って、思い出の取捨選択も必要ですよ。撮った写真全てを詰め込むのではなく、枝葉の剪定を行いましょう。フォトブックごとにテーマを決めるのも良いでしょうし、数ページごとにテーマを変えるのも面白いでしょう。大事なのはコンセプトがはっきりしていること。
なにをどう見せたいか、残したいかが明確であれば、自然と見る人が見やすいフォトブックとなりますよ。
とはいっても、ほとんどの人はデザインのプロではありませんから、悩んでしまうのも当然ですよね。そんなときにはいっそのこと、テンプレート通りに写真を配置していってはいかがでしょう。
既存のテンプレートと侮るなかれ。フォトブック作成の専門家が用意しているものですから、それに沿って写真を嵌め込んでいくだけで、あら不思議。立派な作品となるではありませんか。自分でするのは気に入った写真を選び、順番を考えるだけ。
それでも一から十まで自分でやりたい!という強い決意をお持ちのあなた。そんなあなたには漫画のコマ割りを参考にすることをオススメします。漫画は劇的に見せることを使命としているところがありますから、漫画のコマ割りを研究することで、見せたい写真をより効果的に押し出す方法がわかることでしょう。
注意しておきたいのが、作成にこだわりすぎていつまでも完成しないなんてことにならないように。あくまでフォトブックは作って、みんなで見て楽しむところがゴールです。もちろん製作過程も楽しむのは構いませんが、凝りすぎて楽しみが苦痛になってしまっては、意味がありませんよね。
多少上手くいかないと思うところがあってもそこは目をつぶって、先に進むほうが、結果としてフォトブック作りを楽しむことができるのではないでしょうか。
いかがでしたか?フォトブックをより可愛く見せる方法を紹介しました。フォトブックは作って終わりというものではありません。むしろ作った後に、読んで、触って、書き込んで楽しむものなのです。
写真を撮った時間と、出来上がった本を楽しむ時間、二つの別の時間を一つに結びつけ、より濃密なものにしてくれるフォトブック。あなたもぜひ、可愛らしいフォトブックを作って、そして楽しんでみてはいかがですか。