写真の上手な整理術
写真の上手な整理術
思い出をキレイに残す手段として、フォトブックは有効な方法の一つだと言えるでしょう。
思い出をキレイに残すためには、写真の選択が重要なのは言うまでもありませんが、
同時にどのように配置するか、どんな風に構成するかも重要な要素ですよね。
今回はそんなフォトブックの、レイアウトに着目してみました。
まずは簡単に、時系列でまとめることを考えてみましょう。この方法のメリットは「記憶をすっきりと整理できる」こと。時系列でまとめると、当然ですが出来事の順番が明確になります。
記憶は曖昧なものですから、すぐに混乱してしまいます。ですがフォトブックに時系列に沿って残しておくことで、混乱する記憶の手助けとなってくれることでしょう。
この方法が特に有効なのは、一冊のフォトブックにやや長いスパンの思い出を詰め込む場合。2週間の海外旅行や子供の成長記録、といったケースでオススメです。
次に写真の大きさを変えてみましょう。
一つのページには大きな写真一枚、別のページには小さな写真の集合体といった風に、大きさを変えるだけでフォトブックの中で、メリハリをつけることができます。思い出は平坦なものではありません。
非常に記憶に残っているもの、それほど覚えていないもの、覚えていなかったけれど、写真を見るとまざまざと蘇ってくるもの、それぞれに特徴がありますよね。それぞれの思い出が持つ個性を、フォトブックの上でも発揮してもらうのです。
このように、写真の大きさに強弱をつけるだけで、思い出にもメリハリが出てきます。そのままにしていると埋もれていた記憶や平坦な物語であったところに、起伏をつけることができるわけです。
ここまではフォトブックを作る上で、基本的な要素を紹介してきました。ここからは中級編としましょう。
フォトブックは作って終わりではありません。作った後に、見て、触って、そして書き込んで楽しむことができるもの。むしろこれこそが、フォトブックの醍醐味と言えるかもしれません。思い切って余白を作ってみましょう。
作成段階では物足りないし、もったいない気がするかもしれません。しかし出来上がったあとに、自分で絵を描いたり、文字を書き込んだりできる自由なキャンバスに変貌します。どのように使うかはあなた次第の、フリースペースが生まれるのです。
余白は過去の記憶と現在をつなぐ、緩衝材のようなもの。設けることで過去の記憶の上に、新たな現在の気持ちや思いを重ねることができます。そうすることで、より重層的な記憶が出来上がるのですね。もちろん重ね合わせるわけではないので、記憶はそのままキレイに残すことができますよ。
先にフォトブックに文字を書き込むと言いましたが、書きたいことが決まっているのであれば、事前に文字を入れておくこともできます。
どんな文章を、どんなフォント、サイズで書くかはあなた次第です。自分の思い出を素敵なものにするために、めいっぱい考えるとよいでしょう。どんなものにしようか頭を悩ませるのも、楽しい時間ですよね。
文章といえば、一番センスを問われるのがタイトルではないでしょうか?ありきたりなものは嫌だし、あまり気取ったものにするのもちょっと・・・という方も多いのでは。この問題に答えはありません。その人の感性次第ですから。
一つだけアドバイスがあるとすれば、自分の好きな本、その時読んでいた本のタイトルにあやかってみる、というのもありではないでしょうか。
いかがでしたか?素敵なフォトブックを作るための、レイアウトの仕方について紹介しました。少しでもみなさんの参考になれば幸いです!