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デジカメで上手に写真を撮影するテクニック

初心者から一歩抜け出すカメラテクニック

カメラの機能を使いこなしている様子

専用のカメラによって撮影された写真には独特の味わいがあるものです。
しかし、単に、高いカメラを使っただけではよい写真をものにすることはできません。
なんの工夫もなく、シャッターを押しても面白みのない素人写真にしかならないでしょう。
それなりの写真を撮るためにはいくつかのテクニックが必要になります。

Aモード(絞り優先)でボカシを自由自在に操る

写真をプロっぽい雰囲気にしようと思えば、最初に覚えるべきテクニックはぼかしです。背景をぼやけた感じにすると被写体が浮き出て見え、平板ではない、メリハリの効いた写真を撮ることができます。写真にボケを入れる方法は色々ありますが、一番簡単なのは絞りを利用することでしょう。

絞りというのは、レンズ内部の遮光部分の大きさを変えることで、レンズから入ってくる光の量を調整する装置のことです。光の量が多くなれば、それだけボカシの範囲も広くなります。また、どれだけ光を取り込んでいるかを示す単位をF値と言うのですが、この値が小さいほど、絞りも小さく、故に、多くの光を取り込むことになるのです。

ただ、そのまま撮影するとカメラは取り込む光の量を自動調整してしまいます。F値を自分で調整する場合は、つまみをAと書かれた場所に合わせ、Aモードにしなくてはなりません。写真にボカシを入れたいのであればそのことを忘れないでください。

シーンによってレンズを使い分ける

絞りを自在に使いこなすことができるようになれば、次はレンズです。その種類と特徴を熟知していれば、自分が撮りたい被写体を自分のイメージ通りに写真にすることができます。

例えば、望遠レンズは遠くのものを大きく映せるのはもちろんのこと、ピントを合わせる範囲が狭いという特徴を利用して背景のボカシをより強調することができます。

次に、広角レンズですが、これは望遠レンズとは逆に、ボカシの少ない鮮明な写真を撮ることが得意です。それに、広範囲を一度に映すことができるので、大自然の広大さを写真に収めたい時などに適しています。また、遠近感を強調する性質もあるので、被写体に思いっきり接近して撮影すれば、立体感のあるインパクトの大きな写真を撮ることができるでしょう。

さらに、マイクロレンズというものもあります。これは、小さいものをアップで撮影することを得意とするレンズで、花や虫といった微小な存在も鮮明に映し出すことができます。しかし、これらはレンズのほんの一部です。細かく分類されたレンズの違いを理解するためにも色々試してみることをおすすめします。

昼間でもストロボを使って幻想的なショットを撮る

一般の人があまり行わないやり方として昼間にストロボを使うというテクニックがあります。ストロボは暗いところだけで使うものと思いがちですが、明るい所でも色々と使い道があります。

例えば、真夏に麦わら帽子をかぶっている人物を撮影する時などは、そのまま撮影したのでは顔に帽子の影が当たってしまい、暗くなってしまいます。ストロボを使用することでその影をフラッシュの光によってかき消すことができるのです。

さらに、その応用として疑似夜景という手法があります。これはカメラの露出をおさえて光を十分にレンズの中にいれず、わざと薄暗い写真を撮るというものです。そして、その時に、被写体だけにフラッシュの光を当てます。そうすると、薄闇の中に被写体だけが明るく浮かび上がり、非常に幻想的な作品に仕上げることができるのです。

他にも、ストロボは昼間の雪を撮影する時にも役に立ちます。光の中に溶け込んでしまいそうな小さな雪の欠片もフラッシュの光を雪に反射させることによってくっきりと映すことができます。

まとめ

以上のように、ちょっとした工夫で写真の表現の幅が大きく広がることが分かったはずです。しかし、カメラのテクニックは他にも山ほどあります。それを身につけるためには、まずは、学んだことを実際に試してみることです。結果、会心の1枚をものにできたならば、そのテクニックはあなたの心に深く刻み込まれるでしょう。

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